「ちぐさ式発声法」とは
☆小柄な私が人より声を出せるのは・・・
オペラ歌手というと、多くの方は恰幅の良い人を想像されます(苦笑)。実際にそういう体格の方が声を出しやすいのも事実です。
しかし体が小さいからと言って、声が出ないわけではありません。体を効率よく使えるようになると、私のような小さい体でも、聴いている人がびっくりするくらい大きな声が出せるようになるのです。
誤解されている方も多いと思われますが、高い音を練習するだけでは高い声で歌えるようになるわけではありません。もちろん、少しは高い音が出るようになるかもしれませんが、そのようなやり方では、歌の中でキレイな響きと共に発声するのは至難の業です。
「ちぐさ式発声法」では、楽器としての自分の体をしっかりと基礎から作り上げていくことで、楽に声が出せるようになります。楽に声が出せるようになると余裕ができ、その分だけ表現に神経とエネルギーを回せます。
しっかりと体を作ることは、一見すると遠回りのように思われるかもしれませんが、結果的には一番歌が上手くなるための近道なのです。
「ちぐさ式発声法」の利点
☆年齢・性別に関係なく声が出るようになる
体の小さい私が、どうやったら人並みのオペラ歌手と同じように声が出るように考えた結果、体格に恵まれない人はもちろん、年配の方でも声が出る発声法にたどり着きました。
☆声が楽に出せるようになる
身体を上手く使って声を出すことによって、今まで喉など一部を酷使して無理やり声を出していたのに比べて、自然に声が出るようになります。疲れにくくなるのはもちろん、喉を壊す危険性も低くなります。また、声を出すのが楽になると、その分曲の表現などに気を回すことができるようになりますので、結果的に声量だけでなく歌唱力そのものも向上します。